とある医大生の徒然日記

趣味(ポケカ、音楽、文学等々)についてグダグダ書く日記。リアルでもうひとつブログを書いていますが、ほぼ内容は同じです。

出られなかったシティリーグシーズン1

 最近、喉が若干痛い。季節の変わり目にはきをつけましょう。

 

 本題に移るとする。シティリーグというポケモンカードの中型大会が10-11月の間に全国各地のカードショップで行われた。シティリーグの参加方法は二つある。一つは事前応募で当選すること。もう一つは事前応募者の辞退枠を当日に当選すること。筆者は10月9日の土曜日に千葉で行われる大会の事前応募枠に当選していた。しかし、察しのいい方なら10月9日になにがあったか、想像できるかもしれない。そう、大型台風だ。これのせいで大会は中止&延期。延期日に予定が合わず、参加できなかった。当日抽選も幾つか試したが、外れてしまった。ポケモンカードは本当についてないなーと感じさせられた。さて、そんな悲しい感じで終わってしまったシティリーグシーズン1だが、参加できていたらこんなデッキにしていたというデッキレシピがある。それがこれだ。


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今回はこのデッキについて話していきたい。

 

1.デッキ選択経緯

 シティリーグシーズン1の環境はさほど9月のCL東京と変わらないと考えた。まず、所謂3神系統のデッキの登場で非gxでデッキを組むことが難しくなった。今まではサイドレースで勝つことができたが、それがなくなると一気に弱体化してしまう。一方、タッグチームを2体倒させるならば、相手の遂行度も変わらない。よってタッグチーム系のデッキを組むことは確定した。次にタッグオールスターで登場した新規カードの影響を考えた。真っ先に浮かんだのは、オーロット&ヨノワールgxでリセットスタンプやムサシとコジロウでハンデスしてくる手法だ。よって、トップ解決の可能性を少しでも上げるために、縦に引けたり、そうした縦引きカードにアクセスしやすいカードの採用が求められた。よって各種タッグチームサポートにアクセスできるタッグコールや、デデンネgxを用意できるプレシャスボールを多めに採用できるデッキを考えた。次に、ジュジュベ&ハチクマンを使ったLO系のデッキである。山札を積極的に削って相手のデッキアウトを狙うコンセプトである。クラッシュハンマーやスカル団のしたっぱでどんどん相手の盤面や相手手札からエネルギーを落としていく。よってエネルギー破壊にある程度強いデッキが求められた。それらを満たすのがこのデッキだった。これは余談だが、筆者が回していて一番楽しいかつ強いと実感しているのがこうしたミュウミュウ系デッキだ。

 

2.各種カードと採用理由

まずはポケモン

ミュウミュウ…今回のデッキのメインアタッカー。文句なし4投

サーナイト&ニンフィアgx…序盤は妖精のうたでエネルギー加速、中盤はカレイドストームで手負いのミュウミュウから後続へエネを引き継ぐ。役割が大きく、サイド落ちされるとキツいので二枚採用。

サーナイトgx…エネルギーを多くつける相手に真価を発揮する。そこまで大量につける相手が減ったことから二枚は要らないと判断して一枚採用にとどめた。なお、ジュジュベ&ハチクマンのLO相手にはgx技を切ることも視野に入れて行動すること。

ソルガレオgx…トラッシュからエネルギーをつけられる優秀なポケモンカレイドストームでエネルギーを動かせるから、極端にエネルギーがトラッシュには行きにくいと考えて一枚だけ採用。

ミミッキュgx…ほぼgx技うつためだけのやつ。相手の先1カキを無に帰す役割。最悪の場合、混乱勝負にでることもある。一枚。

カイリューgx…相手を選ばずに270ダメージを叩き込める。ともするとパワー不足になりがちなこのデッキの貴重な定数ダメージアタッカー。どうしようない手札事故を迎えた場合、最悪gx技を切ることで解決できる。一枚採用。

チルタリスgx…ゲッコウガgx+αのポケモン。相手によっては一生ブライトトーンを打っているだけで詰ませることも可能。フーパケルディオ対策のソニックエッジもあり、汎用性に優れる。一枚。

デデンネgx…手札をガンガン回す要因。デデンネスタート+サイド落ちとなると厳しいので二枚

ジラーチgx…完全に特性要因。ミュウミュウミラーになった時に一撃で貫かれないようにするために一枚採用。

マーシャドー(リセットホール)…無人発電所を意地でも割る必要があるため一枚採用

・ゼルネアス◇…タッグチーム同士の戦いの時にサイドレースを有利にするために採用。プリズムスターなので一枚。オルタージェネシスgxを打たれると4-2でサイドを取られるので注意して出そう。

メガミミロップ&プリンgx…GXポケモンを複数体並べる相手に有利をとれる。特にピカゼク系。無色3エネルギーという要求値も低く達成しやすい。一枚

続いてグッズ

・プレシャスボール…デッキの核となるポケモンを呼び込める。文句なしで四枚

・タッグコール…タッグチームポケモン、タッグチームサポートをサーチできる。こちらも文句なしで四枚

・ハイパーボール…2コストでなんでもポケモンサーチ。枠の都合や上記二個のカードでほぼ呼び込めることから一枚だけ採用

・こだわりハチマキ…微妙な打点調整ができるカード。グズマ&ハラでサーチできるのも魅力。二枚

・隠密フード…ラフレシア対策。場合によっては詰まされるので一枚だけ採用

・Uターンボード…ベンチの支援系ポケモンにつけて、死に出しやグズマでの交代要因として使う。トラッシュされてもハンドに戻る仕様上、採用枚数は少なめに一枚

・リセットスタンプ…中盤から終盤にかけて逆転するための切り札。サイド落ちや、やむなくコストにすることを考慮して二枚採用

お次はサポート

・シロナ&カトレア…トラッシュからサポートを回収しつつ3ドロー。安定した縦引き性能と、サポートを使い回すことのできる器用さを併せ持つ。二枚採用

グズマ&ハラ…スタジアム、特殊エネルギー、ポケモンの道具を一枚ずつサーチ。すべて投入されているこのデッキとのシナジーは抜群。二枚

・マオ&スイレン…入れ替えながら回復。入れ替え手段をかなり削っているため貴重なリソース。Uターンボードと組み合わせると120回復だけできる。二枚

・マツリカ…エネルギー加速手段が少なく、テンポで負けてしまいやすいのでマツリカは貴重な存在。二枚

・コーチトレーナー…純粋な縦引きソース。意外と縦引きできないデッキなのでコーチトレーナーはかなり大切。二枚

グズマ…安定のフィニッシャー。二枚

・シロナ…手札事故のためのリシャッフル要因。一枚だけ採用

スタジアムは枚数にかなり悩んだ

トキワの森…gxポケモンを落としながら基本エネルギーを回収する。二枚

・混沌のうねり…とにかく無人発電所を封じる役割。二枚

最初は3枚1枚にしていたが、無人発電所が環境に多すぎなので二枚二枚に変更。

エネルギーはダブル無色3で妖エネルギー7でもいいかもしれない。

 

 こんなところが考察だ。Aマークのカードのスタン落ちに伴い、このデッキの考察の必要性も若干疑問だが一応記録しておく。12月の愛知大会は絶対に当たってほしい。このまま不完全燃焼で終わるわけにはいかない。

エクストラバトルの日

 来週末にポケモンカードのシティリーグが延期になって、延期日が日曜日。どうしよう。無理かもしれない(というか高確率で無理)。ポケカの大会には妙に嫌われている気がする。

  • CL千葉:サーバー落ち
  • CL京都:サーバー落ち←ここまで先着
  • PJCS:一次先行、二次先行共に落選
  • シールド戦:7月、8月共に落選
  • CL東京:落選
  • シティリーグシーズン1:当選したが、台風で延期、延期日に行けない説濃厚

株ポケさん、こんなの許されます?ここまで酷い仕打ちにします?本当に悔しい。

 

 そんな中、今日はやっとこさ当てた初大会に参加してきた。

エクストラバトルの日
 

 簡単に説明すると、ポケカには3つのレギュレーション(使用できるカードの範囲)がある。

  • スタンダードレギュレーション:一般的に最も行われているのはこれ。現行のサンムーンシリーズのカードが使える。11月からサンムーンシリーズの一部カードが使用禁止になり、ソードシールドシリーズのカードが増えていく
  • エクストラレギュレーション:ブラックホワイト以降のカードがすべて使える(一部禁止カードあり)
  • 殿堂レギュレーション:ダイヤモンドパール以降のカードがすべて使える(一部禁止カードあり)

 この中の、今回はエクストラレギュレーションの大会に参加してきた。10月から11月にかけてエクストラレギュレーションの公式大会が行われており、勝つと限定のプロモカードが手に入れられる。いずれも一枚3万円~14万円する、とても貴重なカードだ。今日は大会で使ったデッキを紹介しようと思う。カードゲームは子どもがやるものと思う人も多いが、カードゲームはとても頭を使う。元々囲碁や麻雀など、頭を使って勝っていくゲームが大好きであったので、カードゲームにはまっているのだ。ちなみに今はMTG(マジックザギャザリング)とデュエルマスターズの勉強中。さて、気を取り直してデッキ紹介をしよう。

1.デッキレシピ

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デッキコード:YKaKxx-f0eBM6-xYx8Kc

2.使い方

 このデッキは使い方を知らないことには始まらない。まず、ハイパーボールやスーパーエネルギー回収を使ってハンドを減らしていく。この時、バトルコンプレッサーを使って、トラッシュにカメックスを送っておく。ハンドがアオギリの切り札一枚だけになったなら、アオギリの切り札を使って、ベンチにカメックスを蘇生させる。あとは、カメックスの特性を使って、大量の水エネルギーをミュウツー&ミュウgxにつけて、エネルギー要求の重いポケモンの技を容易に打つというデッキである。

3.デッキ選択経緯

 エクストラレギュレーションに関してはそこまで詳しくない。動画をたまに見て「あーこんなの流行っているんだなぁ」くらい。そんな筆者だから、独自でデッキを組もうにも組めないのだ。だけれども、筆者はあまのじゃくなので、流行りのデッキは握りたくなかった。どこかトリッキーで、夢のあるデッキが握りたい。そんな願いを叶えてくれたのがアオギリカメックスなのだ。ぶん回れば勝ちと評価されるアオギリカメックスはまさにロマンの塊だった。特定のデッキに勝ちたいというよりは、圧倒的なロマンを追求したいという、ただそれだけだった。

4.流行りのデッキへの対策

 ロマンでデッキ選択をしたとはいえ、環境考察は必須である。エクストラレギュレーションでは以下のデッキが流行っていると予想した

  • よるのこうしん
  • ゾロラッタ
  • ラボウルネク
  • サナニンフ
  • 3神チャーレム
  • 3神ゲコゾロ

以上が今回メタを張るべき相手と見た。

vsよるのこうしん

 よるのこうしんはトラッシュにある「よるのこうしんという技を持つポケモン」の枚数でダメージが増えていくデッキである。HP30しかないバチュルが200ダメージを出してくる姿はまさに脅威そのものだ。バチュルポケモンgxやexではないので、当然サイドレースは不利となる。よって今回は3神を採用し、オルタージェネシスgxの追加効果でサイドを一枚多く取ることで、サイドレースの問題を解消することにした。

vsゾロラッタ

 いかりのまえばでHPを10にし、毒催眠光線の毒で確実に相手を仕留める。相手のHPが低い場合はゾロアークgxのライオットビートで倒す。エクストラには増殖というトラッシュから自分の手札に戻る特性を持ったタマタマがおり、ゾロアークgxの特性取引が実質ノーコストで打てるようになる。さらに、スタジアムのスカイフィールドはベンチにポケモンを8匹置ける効果があり、ライオットビートの打点が上昇する。とんでもない凶悪デッキだ。これに対しては2パターンのプランを用意し

  • コイキング&ホエルオーgxのキングザブーンgXでベンチのラッタを狩り尽くす(相手がラッタを大量展開してきた場合)
  • オルタージェネシスgxを打ち、ラッタが来る前にサイドを先に取る

とした。

vsラボウルネク

 拡張パック「オルタージェネシス」で登場したウルトラネクロズマを軸としたデッキ。2エネルギーで170ダメージ、更に相手のエネルギー破壊と優秀すぎる性能だが、以下の理由で制限がかかる

  • 特性のウルトラバーストで、自分のサイドが二枚以下にならないと技が使えない
  • エネルギーは超エネルギー一枚、鋼エネルギー一枚とつけにくい

以上のことから、スタンダードレギュレーションでは「いてもおかしくはないけれど、そこまで使われない」というポジションである。しかし、エクストラレギュレーションでは違う。特性のウルトラバーストに関しては、スタジアムのサイレントラボを出すことで種ポケモンの特性を消すことができ、ウルトラバーストを無効にできる。エネルギーに関してはドラゴンポケモンについているとすべてのエネルギー2個分として働くダブルドラゴンエネルギーがあり、これ一枚で起動できる。サイレントラボは本当に厄介で、ミュウツー&ミュウgxの特性が消えてしまうので、それを避けるために混沌のうねりを多めに採用した。

vsサナニンフ

  スタンダードレギュレーションでもたまに見かけるサーナイト&ニンフィアgxだが、エクストラレギュレーションのサナニンフはもっと脅威だ。フレフワンの特性を使ってフェアリーエネルギーを移動させ、満タンの薬でノーデメリット回復。更にワンダーエネルギーの効果でラッタのいかりのまえばを無効にする(ワンダーエネルギーは技の「効果」を無効にする。「効果」だから、いかりのまえばは効かない)。このデッキ相手にはキングドラgxのハイドロポンプで超火力を叩き込み、回復する暇を与えないようにした。

vs3神チャーレム

 古代能力のΩ連打を持ったチャーレムが高火力を叩き込むデッキ。技を二回選択できるΩ連打によってオルタージェネシスgxの効果の相手へのダメージ+30を二回受けることができる。先ほど紹介したダブルドラゴンエネルギー一枚でオルタージェネシスgxを打つことができ、簡単に攻撃バフをかけられる。更に、闘ポケモンについていると技のダメージが+20されるストロングエネルギーや、ベンチにいるだけで闘ポケモンのダメージを+20するディアンシー◇などのダメージバフを大量に重ねて、スタジアムの記憶の祠で進化元のアサナンの気合い頭突きを打つデッキだ。これに関しては混沌のうねりで気合い頭突きを封じ、パルキアgxのゼロパニッシュgxでエネルギーを山に戻して、相手の準備の隙を与えないようにした。

vs3神ゲコゾロ

 先ほどの通り、ダブルドラゴンエネルギー一枚でオルタージェネシスgxを打ち、悪エネルギー版のアクアパッチであるダークパッチや、ゼラオラgxの悪版のダークライexで回すデッキ。特に毒催眠光線で状態異常にして、ダークライgxのgx技で倒すコンボは凶悪。これに関してもゲコゾロの技が場のエネルギーの枚数に依存していることから、パルキアgxのゼロパニッシュgxを打つことで止めることができると考えた。

以上が環境考察である。

5.当日の振り返り

・一戦目…3神レシゼク 勝ち

 ダブルドラゴンエネルギーを共有している2体で戦っていくデッキ。安定してハンドを減らしてアオギリの切り札を決められ、後攻最初のターンに自分がオルタージェネシスgxを打つが、次のターンにポケモンレンジャーを打たれて無に返されてしまう。ここでかなり焦ったが、相手の事故にも助けられ、キングドラgxの超火力をミュウツー&ミュウgxでコピーして相手を一掃。見事一枚もサイドを取られることなく勝つことができた。

・二戦目…メガサーナイト 負け

 まったく仮想敵から外していたデッキ。メガサーナイトexのデュアルタイプは超、フェアリーで超はミュウツー&ミュウgxが、フェアリーは3神がつかれる不利なマッチアップ。後攻1ターン目からアオギリの切り札を決め、オルタージェネシスgxを打つができた。相手がバトル場に下げられなかったシェイミexを倒して、後はメガサーナイトexを倒すだけだった。返しの番のメガサーナイトexの技でミュウツー&ミュウgxを倒されることは想定内。しかし、オカルトマニアというサポートをまったく忘れていた。オカルトマニアは次の相手の番の終わりまで、お互いの特性がなくなるもの。これによってカメックスの爆流、ミュウツー&ミュウgxのパーフェクションがストップ。想定外の事態に、なんとかコイキング&ホエルオーを出して対処しようとしたが、相手はフラダリを握っており、ベンチのミュウツー&ミュウgxを引きずり出され、弱点をつかれてメガサーナイトに一撃で倒されて負け。オカルトマニアへの対策がまったくできていないことを露呈した試合だった。

・三戦目…ルカメタ 勝ち

 フィニッシャーはルカメタだったが、相手は序盤はメガミミロップ&プリンgxで戦ってきた。これに対してパルキアgxのゼロパニッシュgxを決めると、相手はエネルギーが引けなくなり、咄嗟に事故。バトルコンプレッサーでオカルトマニアを落として、バトルサーチャーで回収して打とうとしたが、相手はバトルサーチャーが一切引けなかった。その隙にこちらは高火力を連発して、ルカリオ&メルメタルgxを正面突破。相手の事故に助けられた試合だった。

・結果…2勝1敗

6.振り返り、反省点

 仮想敵と大きく異なる相手とのマッチが多くても、動じることなく戦えたことは評価に値するだろう。一方でオカルトマニアへの対策を怠っていたり、ここでは書かなかったがアオギリの切り札を打つまでの間のカードをトラッシュに送る順番でミスをしたりと、稚拙さが目立った。今後はこうしたミスがないようにしたい。

7.11月のエクストラレギュレーションの予定

 アオギリカメックスはこれで終わりにしようと思う。理由は今回十分楽しめたことに加え、特性ロック系のデッキが多く、ミュウツー&ミュウgxを握ることは予想以上にリスキーだとわかったからだ。11月は殴ってドロンのアギルダーを主軸としたデッキを組もうと思う。

 

 最後に、フルコンプ渋谷東口店様、対戦してくださった方々、本当にありがとうございました。楽しかったです。また対戦する機会があったらよろしくお願いします。長文失礼しました。お休みなさい。